セルホスとは
セルホスとは、マグホスにカリを加え、苦土成分を多くした肥料で「味をよくする肥料」とも言われます。

セルホスを構成する主な成分と役割
セルホスは《リンサン》×《苦土》の効果を高めるとともに《苦土》と《カルシウム》のバランスを最良に保ちます。
さらにケイサン・鉄・マンガン。その他、微量要素を多量に含んだ新しいタイプの肥料です。
特に水稲の実肥には最適だとオススメいたします。
リンサンの主な効果・役割
- リンは植物のエネルギー代謝過程で重要な役割を果たします。
植物の成長や発育に必須です。リンは根の成長を促し、花や実の形成を助けます。 - リンサンが不足すると
リンは植物の根の成長や初期の成長を促進するため、不足すると植物の成長が遅くなります。また根が十分に発達しないため、水や他の栄養素の吸収が不十分になります。リン不足による典型的な症状として、古い葉が紫色に変色することがあります。 開花や実のつきが低下して収穫量にも影響します。 - トマトの例
トマトはリン酸を十分に吸収することで、強い根系を発達させ、健康な成長を促します。
リン酸が不足すると、トマトの根の成長が遅れ、結果的に実の大きさや収穫量が減少します。
充分なリン酸があると、トマトは適切に花を咲かせ、良質な実を多くつけることができ、美味しくなります。
苦土(マグネシウム)の主な効果・役割
- 苦土(マグネシウム)は葉緑素の構成成分であり、光合成に不可欠です。光合成がうまく行われないと、植物はエネルギーを十分に生産できません。
さらに苦土(マグネシウム)は他の栄養素の吸収を助け、植物体内で栄養素の運搬を促進します。 - 苦土が不足すると
苦土(マグネシウム)は葉緑素の構成成分であるので、不足すると光合成効率が低下すると同時に成長全体も低下します。
また葉の縁や間の部分が黄色くなる「間隙黄化」という症状が見られます。
特に果物や野菜などの場合は、品質や味が劣化することがあります。 - キャベツの例
キャベツは苦土(マグネシウム)を適切に吸収することで、葉緑素の合成を促進し、光合成を効率よく行います。
逆に苦土(マグネシウム)が不足すると、キャベツの葉が黄色くなり、成長が阻害されます。
十分な苦土(マグネシウム)があると、キャベツは健康な緑色の葉を保ち、良い状態で成長します。
カルシウムの主な効果・役割
- カルシウムは植物の細胞の構造と安定性に貢献し、植物体をより丈夫にします。
根の成長をサポートするので根の先端の成長に必要です。
根がしっかりしていると、水や他の栄養素を効率よく吸収できます。
土壌にカルシウムを含む石灰などを加えることで、土壌のpH(酸度・アルカリ度)を調整し、他の栄養素の利用効率を高めることができます。 - カルシウム不足により起こる問題
一例に、トマトの尻腐れ病があります。
これはカルシウム不足が原因で起こります。 - ブロッコリーの例
ブロッコリーにとってカルシウムは、細胞の強度と構造を維持するのに重要です。
カルシウム不足するとブロッコリーは「花腐病」を発症しやすくなり、花蕾が黒く変色し腐ることがあります。
適切なカルシウムが供給されると、ブロッコリーは健康な花蕾を形成し、品質が向上します。
以上リンサン、苦土、カルシウムを含みつつ、 さらにケイサン・鉄・マンガンなどのその他、微量要素を多量に含んだ新しいタイプの肥料です。
百津屋商店 代表:和田 一男
教科書に載っていないようなコツでサポートいたします!
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<野菜・果樹>セルホスの効果
リン酸×苦土の相乗効果で根が強化され、作物の甘みが高まり、品質も向上します。
栄養バランスの良い肥料は、果物や野菜の収量を増加させ、味や質感などの品質も向上させます。
- ツルボケ時には過剰窒素を消化させる効果もあります
- 開花を揃え、実のなり疲れも防止します
- チッソは入っていません。
チッソが入っていないので、チッソを多く必要としない作物やチッソ過剰の作物にも問題なく施用できます - 元肥 ・ 追肥、いつでも施肥できます
<水稲>セルホスの効果
穂ぞろい後に施肥する実肥として最適と、百津屋が自信を持って推奨いたします。
- リン酸の作用により根の発達を促進され、水や他の栄養素を効率的に吸収する健康な根系を形成されるので、水稲が安定して成長する基盤となります
- 効率的な光合成は、豊かな稲穂の形成につながります
- 細胞壁が強化された健康な稲が育ち、病気や害虫に対する耐性が向上します
これらのメリットにより、水稲の栽培はより効率的で、経済的にも有益なものになります。バランスの取れた肥料の使用は、豊かな収穫と品質の高い米の生産に不可欠な要素です。
セルホスの成分
保証成分:13<5.5>×2×10<7.5>
■成分例
リン酸:13% カリ:2%
苦土:10% カルシウム:13%
ケイ酸:10% 鉄:3%
マンガン:260ppm 亜鉛:70ppm
銅:8ppm モリブデン:2ppm
ホウ素:2ppm イオウ:微量
セルホスの使い方
稲の場合
実肥:20kg/10a (穂揃期)
効果: 登熟促進し、品質向上になります
野菜の場合
<果菜類>元肥:60kg~100kg/10a
効果:根の強化、徒長防止、なりづかれ防止、品質向上
<葉,根菜>元肥:30kg~60kg/10a
効果:初期生育促進、品質向上、貯蔵性向上
果樹の場合
<開花前>元肥:60kg~80kg/10a
効果:開花揃え、花ぶるい防止、展葉緑化
<熟成前>元肥:60kg~80kg/10a
効果:浮皮防止、日持ちの維持、着色促進、糖度増加
使用例
【枝豆】
花が咲く頃に根元にバラバラと施肥する。
→ 実入りが良く、香り、食味共にビックリするほど良くなる
【大根・人参・馬鈴薯】
元肥と一緒に施肥する。
→ 太ってもスが入らなくなる
【トマト】
元肥と生育途中に何回も追肥と追肥の間に施肥する
→ 花つきが良く、果実が甘くなる
ツルが巻いてきたら(ツルボケ)、根元に施肥する
→ 窒素が消化され、正常に戻る
【たまねぎ】
11月中旬に追肥する
→ 根張りが良くなる。病気(ポトリオス病)の予防
【メロン・スイカ】
元肥にしっかり施肥する。その後は有機肥料を使う
→ 甘みが増し、食味が向上する
- 稲
- 枝豆
- トマト
- 馬鈴薯
- たまねぎ
- メロン
※個体差・天候・気候・地域差があります。効果を保証するものではありません。
使用上の注意をよく読んで用法・用量を守って正しくお使いください。
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