
カルミタスとは
カルミタスは硫酸カルシウムと有機物で構成される石灰肥料です。
石灰と聞くと、土壌のphを気にされる方が多くいらっしゃいますが、
カルミタスの最大の特徴はこのphにあります。
カルミタスは土壌のphをあげない!
カルミタスはphを気にすることなく施肥することができます。カルミタスのphは5.0でこれはアルカリ性ではなく、酸性にあたります。
例えば、じゃがいもはphをあげすぎると「そうか病」になってしまう可能性が高くなります。ただ、石灰に含まれるカルシウムなどはじゃがいものホクホク感を出すにために必要不可欠です。
「phをあげたくないが、カルシウムを補給したい。。。」
そのジレンマを解消するのが、
「カルミタス」なのです。
当然、石灰欠乏で起こりうる、その他の作物の病気、
- 尻腐れ病
- ビターピッド
- ル・レクチェのブラックエンド
これらの病気への対策にもなります。
カルミタスのその他の特徴
カルミタスの主要な成分である硫酸カルシウムは水に溶けやすく、即効性が高いため、果樹の追肥にも適しております。
さらに、カルミタスは石灰肥料でありがちな土を固くすることがなく、フカフカな土壌にすることができます。
有機質には硫黄も含まれており、たまねぎやニラなどへの食味向上にも効果があります。
カルミタスの成分(分析例)
硫酸カルシウム 60%
窒素 1.0
リン酸 1.5
カリウム 0.8
硫黄 12.5
アルカリ分 25
苦土 0.3