百津屋商店 代表:和田 一男
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マグホスとは
日本の肥料メーカーとして草分け的な存在「多木科学」から発売されている、分類としては苦土過リン酸石灰とよばれる肥料です。
保証成分として、リン酸、苦土(マグネシウム)が配合されており、その相乗効果で効率よく根に吸収されることで丈夫に育つことから、稲や野菜に対して下記のような効果を期待できます。
- 発根促進による初期茎数の確保
- 倒伏防止による多収効果
- 食味向上効果
リン酸・苦土(マグネシウム)とは
リン酸・・根張りを良くし、発芽を助け、茎や葉が増えることを助けます。(注意)ただし、リン酸は土壌中の鉄やアルミニウム、カルシウムなどの成分と結合して、難溶性や不溶性のリン酸塩になります。これらの難溶性の不溶性のリン酸塩は、作物が吸収することができません。
苦土(マグネシウム)・・「くど」と読みます。マグネシウムのことで植物の必須元素のひとつです。食味向上や糖度向上に効果があります。
マグネシウム(苦土)を加え30日以上熟成させてから作られるマグホスは、リン酸が土に固定されにくく、作物が効率的に吸収することができます。
(マグネシウムがリン酸と結合することで、土壌中の鉄やアルミニウムなどの成分と結合しにくくなるため)
リン酸と苦土(マグネシウム)の相乗効果としては、ともに使うとリン酸の吸収が著しく向上することが確認されています。この効果によって病気に強い作物体をつくり、多収による増収、苦土の効果による食味向上を図ることができます。
マグホスの隠れた効果
主成分であるリン酸、苦土(マグネシウム)の効果をご説明してまいりましたが、実はマグホスには知られざる効果が隠れています。
それは、、
吸収しやすい石灰(カルシウム)!
多木科学が製法を公開しているにもかかわらず、他社ではとても真似できない伝統の「三段製法」により、各主成分が非常に吸収されやすい形に変化しています。その中でも石灰(カルシウム)はマグホスの成分のうち26.5%と非常に多く含まれている成分で、リン酸石灰や硫酸石灰など水溶性の石灰が多く、吸収がとても優れています。石灰(カルシウム)は土壌のph度をアルカリ質に調整する効果がありますが、苦土(マグネシウム)と同様、根張りや茎葉が増えることを助ける効果もあります。
その他の成分
マグホスの主な成分はリン酸、苦土(マグネシウム)、石灰(カルシウム)ですが、保有成分としてケイ酸や鉄、亜鉛、銅、ナトリウム、マンガン、モリブデンなどを含んでいます。それらの微量要素が稲や野菜の生理バランスを整えて健全に育つ効果があります。
連作障害対策に!
そして、これらの微量要素が不足した土壌は、連作障害が起こりやすいと言われています。
連絡障害の主な原因は肥料の過剰投与によるphバランスや、土壌の微量要素のバランスが崩れることによるものです。
マグホスはph調整、微量要素もバランスよく含んでいることから連作障害対策にぜひご検討いただきたいと考えます。
もちろん、連作障害対策以外でもいろいろと利用することができます!マグホスをどのように利用しているか過去の記事を参考にしてください!!
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マグホスの成分
<保証成分>
リン酸 | 17% |
苦土 | 3.5% |
<保有成分>
カルシウム ケイ酸 鉄 マンガン 亜鉛 モリブデン
※個体差・天候・気候・地域差があります。効果を保証するものではありません。
使用上の注意をよく読んで用法・用量を守って正しくお使いください。
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弊社ではこれまで新潟県を中心に土壌改善、連作障害対策などの施肥指導でご好評をいただいております。
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