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[コシヒカリ] 6月の管理について

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稲の生育状況

新潟県下越地区の普及指導センターが発表した生育調査結果によると、

品種:コシヒカリ

  • 葉齢 6.2葉 [指標比 +1.5葉]
  • 草丈 28㎝ [指標比 +127%]
  • 茎数 135本/㎡(坪当たりの場合は、×3.3) [指標比 +159%]

という結果でした。(2019年5月31日現在)

高温と多照により、生育は良好に進んでいるようです。

栽培管理が後手に回らないように注意しましょう。

6月にやるべき栽培管理

「中干し」と「溝切り」

「中干し」「溝切り」の目的

● 土中にたまった”根腐れ”のもととなる有害なガス(ワキ)を抜いて、酸素を補給してやることで、根を活性化させます

● 直下方向への根の伸長を促進します
(※ 稲は生育の時期によって伸びる根の角度が違います。この時期に深い根を張らせることが大切です。)

● 過剰な生育を抑え、米の品質の低下を回避します

● 下位節間の伸長が抑えられ、倒伏しにくくなります

● 土壌を固くすることで、田面の水はけが良くなります。また秋のコンバイン作業がしやすくなります(これは人間側の利点)

● 溝切りをすることで、かん水も排水もしやすくなります

 

「中干し」と「溝切り」はいつやれば良い?

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「中干し」を行うタイミングの目安としては、田植えをした30日後です。

それまでに目標茎数の80%を達成することを目指します。

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小ヒビが入る程度まで干したら、走り水(土が湿る程度にサーッと入れる水)で「溝切り」を行います。

「中干し」で注意すること

中干しは「完全落水」とは違います。

土質にもよりますが、中干しの程度が強すぎると、大きなヒビができて根を切ってしまったり、水持ちが悪くなったりしてしまいます。

小ヒビが入って足跡が残るような湿り気を目指しましょう。

中干しをしたからと言って、強く干しすぎない限りは生育(分けつ)が止まる心配はありません。

中干し後は適度な湿り気を残すために、乾き過ぎそうになったら水を入れて2~3日後には落水する「間断かん水」管理をします。

「調節肥」

「調節肥」の目的

● 名前の通り稲の出来すぎ・不出来の調節を行い、丈夫でバランスの良い体つくりを目指します

● 根(特に実りを良くする”深根”)の発生を促進します

 

「調節肥」はいつやれば良い?

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「調節肥」を施肥するタイミングは、出穂の45日前が目安です。

コシヒカリ(新潟 下越地区)では6月20日~30日になります。

「調節肥」で注意すること

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稲の出来方によって肥料の種類や施肥量が異なってきますので、まずは稲の状態を見極めましょう。
(診断と対策は別の記事として作成します)

調節肥を施肥する際には、5㎝くらいの水を張って施肥、その後は自然落水させます。
(※ 水持ちが良すぎる田んぼでは、3日後には落水してください)

6月はやるべき作業が多く、稲にとっては「栄養生長」から「生殖生長」に切り替わる大事な時期です。

米の収量や品質に大きく関わってきますので、大変でしょうが体に気を付けながら頑張りましょう!

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