令和2年度の病害虫発生予察情報によりますと、「水田周辺の斑点米カメムシ類の発生量が平年に比べ多くなっている」とのことです。
カメムシが籾からデンプンを吸うとそこに褐色のあとが残って”斑点米”となってしまいます。
斑点米は米の等級を落とし経済的な損失をきたす大きな原因となります。
今年も夏場は高温となる予報が出ていますので、カメムシの増殖、活動が活発になる見込みです。
カメムシは畦畔など水田周辺の草むらにひそみ、出穂すると水田に侵入してきます。(中には飛んでくるものもあります)
草刈りを行うことで発生量を抑制することができますが、遅くなってしまうと水田への侵入を助長してしまう恐れがあるので、できるだけ早い段階で草刈りを行いましょう。
しかし草刈りだけではカメムシの脅威から稲を守り抜くことは難しいです。
薬剤による適期防除を行い、斑点米ゼロの綺麗なお米を収穫しましょう。