田んぼの雑草
お客様からのSOS
原因と対策は?
考えられる原因
今回のお客様は除草剤を「初期 → 初中期」と”体系処理”をしっかりとされていました。
しかし水持ちの悪い田んぼで、除草剤の効果が十分に発揮できなかったことが原因だと思われます。
除草剤は定着するまでに約3日はかかります。その間は水を動かしてはいけません。
水持ちの悪い田んぼで良くあることですが、減った分だけ次から次と”足し水”をして田面が出ないように管理します。
その結果、除草剤の成分が排水側へ寄ってしまい、均等に効果を発揮できなくなってしまいます。
これからの雑草対策として
[稲の生育に合わせて]
- 中期剤の散布
- 後期剤の散布
[いつでも]
- 手で取る
というやり方が考えられます。
漏水対策として
根本的な対策はいたってシンプル。
漏水の原因を探し出してふさぐことです。
- モグラやザリガニの穴ならば、しっかりと埋める。
- 砂土ならば、「ベントナイト(粘土鉱物)」や堆肥などの施用による土壌改良を続ける。
水持ちひとつで肥料や薬剤の効果が大きく左右されます。しっかりと対策をしていきましょう。