HOME > トピック > トピック 野菜作りの関連記事 ショウガで風邪に勝とう ~ショウガの作り方~ 投稿日:2019年12月17日 風邪にご注意を 寒さが本格化してきましたが、風邪を引いたりしていませんか?ところで、風邪ってなんで「引く」のでしょうか? インフルエンザは「かかる」って言いますよね。風邪の語源を調べてみると、自然に吹く「風」と一緒だったそうです。大昔は風は大気の動きとともに、人体に何らかの影響を与える原因としても考えられていました。そのことから吹く風が運んでくる「邪気」を体の中に“引きこんでしまうと”風邪になると考えられていたそうです。 また風邪は英語で「COLD(コールド)」と言います。自販機などでも「HOT」「COLD」なんて表示がある通り、COLDは“冷たい”という意味です。つまり風邪は「冷え」からくるものと考えられているようです。 体に良いショウガ 風邪に負けない体つくりに向いてる食材として「ショウガ」があります。ショウガは世界中で親しまれている香辛料で、食用の他に漢方としても用いられるなど、健康にも良い食材です。ショウガ特有の成分として「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」などがあり、その効能は体を温める、殺菌作用、脂肪の燃焼を促進、抗炎症作用、老化を防ぐ等があります。今回はそんなショウガの作り方を簡単にご紹介します。 ショウガの作り方(露地栽培) ここで紹介する作り方では、新潟県下越地域を中心とした寒冷地~中間地を基準としたものとなり、時期などに地域差が生じる可能性があります。 ショウガの特徴 ショウガ科ショウガ属乾燥と過湿に弱いので、保水と排水を良くする有機質が豊かな土を好む(pH5.5~6.0)連作を嫌う(3~5年)ジャガイモと相性が悪いので輪作・連作は避ける発芽まで1ヶ月かかるので、植えた位置に目印をつける 元肥 商品名施肥量(1a当り)ヒューライム20㎏タキアーゼ・S15㎏綜合ミネラル宝素15㎏コーボしき島9号10㎏ 上質な石灰の「ヒューライム」、「タキアーゼ・S」の有効微生物群、「綜合ミネラル宝素」の微量要素を補給することで土を良質に仕上げます。そこに有機質を含んだチッソ・リン酸・カリの配合肥料である「コーボしき島9号」を加えることで、元肥はバッチリです。植え付けの2週間前にヒューライムを、他は1週間前くらい前に施肥しておくと良いでしょう。耕運して幅60㎝ほどの畝を立てておきます。 植え付け ◆種ショウガの準備 種ショウガは芽がいくつかついている塊なので、芽が3~4つくらいの大きさに割ります。(1片の重さが50g前後)初期生育は種ショウガの養分で育つので、小さすぎるのは生育不良の原因になります。反対に大きすぎても収穫量はあまり変わりません。割口から雑菌が入ってこないように、1~2日くらい干すか、草木灰などでコーティングすると良いでしょう。 ◆植え付ける 4月下旬~5月上旬ころ(地温が15℃以上)になったら植え付けを開始します。 1.〔小ショウガ〕30㎝、〔大ショウガ〕60㎝の株間を取って芽を上にして植え付けるこの時、株間を10㎝程度にして植え付けると、間引きの際に「葉ショウガ」を楽しめます。2.塊茎が地表に出ないように5~6㎝覆土する3.鎮圧後にたっぷりと水をやる※先に述べたとおりショウガは低温と乾燥に弱く、発芽まで1ヶ月近くかかるので気長に様子を見てあげてください。(黒マルチを使用することで発芽までの期間を短縮できます) 追肥と土寄せ 1回目芽が出て本葉が2~3枚の時に追肥と土寄せを一緒に行います。「コーボしき島9号」を30g施肥します。ショウガは下にまっすぐ伸びていくので肥料は株元にやります。次に3㎝くらい、表面が隠れるように土寄せを行います。土寄せはショウガの肥大と品質向上のために重要ですが、一度にやりすぎると逆効果になるので気をつけましょう。2回目1回目の1ヶ月後に、同じく追肥をして、5㎝くらいの土寄せを行います。この時に「敷きワラ」をしてやると、乾燥を防いで生育が良くなります。強い直射日光も苦手なので、遮光ネットや背の高い野菜の影などで守ってあげると良いです。[3回目]3回目の追肥を行う場合は、8月の中旬までに終わらせるようにします。遅い時期の追肥は貯蔵性が悪くなるので気をつけましょう。 収穫する 8月ころ葉が7~8枚くらいになったら、まだ根が小さく葉つきのままの「葉ショウガ」を収穫できます。株元が赤く色づいたら収穫の適期です。10~11月大きく肥大した「根ショウガ」の収穫です。茎葉が黄色くなったら収穫の適期。株元の周囲をショウガを傷つけないように掘り、十分に露出させてから一気に掘り上げます。収穫したてのショウガはみずみずしく、スーパーで売っているものとは違った味わいがあります。(種ショウガも食べることができるようですが、硬くて辛みが強いそうです。)低温にあたると傷んでしまうので、霜が降りる前までに収穫を終わらせましょう。 この記事を見た人がよく見る記事 「じゃがりこ」の芽吹きと生長 「じゃがりこ」を育てる 令和4年の稲作を振り返る 【稲作】[2022] コシヒカリの穂肥 【稲作】お客様が「ベストファーマー」認定を受けました 【畑作】鉢植えサトイモの収穫とダイコンの横シマ キーワードから記事を探す インゲン(1) エダマメ(7) オクラ(1) カスタム(2) カブ(3) かぼちゃ(2) キュウリ(7) コーボしき島9号(22) こしいぶき(1) ご挨拶(2) サイトメニュー(3) サツマイモ(1) サトイモ(1) じゃがいも(12) ショウガ(1) セルホス(16) そうか病(1) ダイコン(11) タキアーゼS(13) タマネギ(14) トマト(8) ナス(8) ニンジン(6) ハクサイ(3) パプリカ(1) ピーマン(1) ヒューライム(18) プロボカシ(2) マグホス(13) ラッカセイ(4) 俳句(3) 元肥(8) 商品案内(18) 施肥設計(6) 田んぼの作り方(34) 田んぼの雑草(5) 畑の作り方(46) 石灰(2) 種まき(1) 種籾(3) 稲の障害(10) 稲作(27) 穂肥(4) 米(13) 綜合ミネラル宝素(33) 肥料の種類(9) 育苗(6) 豆知識(46) 農業用語(16) 追肥(7) 連作障害対策(5) 野菜の障害(10) 長ネギ(6) Twitter シェア -トピック, 野菜作りの関連記事 -コーボしき島9号, ショウガ, タキアーゼS, ヒューライム, 畑の作り方, 綜合ミネラル宝素, 豆知識