6月 - どうなる?じゃがりこ
5月の末頃から被害が拡大し始めたコナジラミによる葉の食害は薬を散布してもなかなか止まってくれません。
最初に薬剤スプレーで防除した時にはすぐに治まったのに。
次から次へと新しい虫がやってきているのでしょうか。
かといって毎日薬剤を散布するわけにもいきません。
限られた空間ですので粘着式の防虫テープをめぐらせることも断念です。
心配ながらも様子を見ることにしました。
もはや「虫の息」
ご覧の通り、葉の衰弱は日を追うごとに加速していきました。
葉の部分だけでなく茎もやられてしまっているようです。
栄養を送る導管がダメになってしまってはその先はしおれるだけです。
虫、おそるべしです。
「じゃがりこ」の収穫??
それからしばらく、適度に水をやったりもう一度スプレー防除を試みましたが、衰弱は進んでいきました。
そして、、、
6月20日、「収穫」という名の引導を渡すことにしました。
正直、何も期待はしていません。
土から引き抜いて、”根腐れ”をしているかを確認するくらいの気持ちでした。
何より「花」も咲きませんでしたし、イモが付いているわけないでしょう。
というわけで、さっそくバケツをひっくり返します。
根っこは、、特に問題は無さそうですね。
もう少しほぐして見てみますか。
おや?これは?
イモ、、だと!?
何で???
大きいものが2つ、豆粒のようなものがいくつか出来ていました。
「そうか病」は付いてなさそう。
肌もキレイで、美味しそう!
本当に収穫が出来るとは思っていませんでしたから、嬉しい!!
「じゃがりこ」を育てた結果
今回、企画的に始めた「じゃがりこを育てる」でしたが
2つの種イモをバケツに植えて育てた結果、、2つのイモが収穫できました。
もともと勉強不足だった投稿者の知識や技量が足りていなかったものの、何とか収穫までたどり着けたことにホッとしています。
収穫したものは種イモとして保存して、来年もう一度挑戦したいと思っています。
その時は今回の経験を生かして、おなか一杯になれるくらいの「じゃがりこ」を収穫したいと思います。
「ジャガイモの花」の補足
ジャガイモは品種、植え方、肥料の過不足や環境の違いによって花が咲いたり咲かなかったりするそうです。
そもそもジャガイモは受粉によって実をならせる野菜ではなく、土の中の茎の一部が変形してできたようなものなのです。
なので、花が咲かないからと言ってジャガイモがならないということは無いそうです。
自分が今まで見てきた「男爵」「きたあかり」「とうや」「デストロイヤー」はもれなく花を咲かせていたので、そういうものだと誤解していました。
そういう事を知れただけでも自分にとっては良い勉強になったと、今回の失敗(?)に意味を持たせようと思います。
百津屋商店 代表:和田 一男
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