HOME > トピック > トピック 米作りの関連記事 【稲作】実肥で稲を仕上げよう 投稿日:2021年8月6日 コシヒカリの出穂 8月に入り、新潟では次々とコシヒカリの穂が見え始めています。今年(2021年)は梅雨が短く、日照が多く気温も高めで推移したのが出穂が早まった要因だと思われます。今見えている穂を作るための肥料が「穂肥」でした。出てきた穂はすぐに花をつけて受粉をします。この時点ではモミの中はまだ空っぽです。これから葉の光合成で作られた栄養がモミに送られて、私達が食べるお米になっていくわけです。今回は美味しいお米に仕上げるのを助けてくれる「実肥」の目的や、施肥できる条件を説明していきます。 実肥でモミを充実(登熟)させよう 実肥の目的 穂が出ると稲はモミに栄養を送り込むことに全集中します。吸収した肥料分のほとんどはお米を作るために使われるので、稲自身の体力はどんどん失われていきます。そこで、「実肥(みごえ/みのりごえ)」の施用をおすすめします。実肥の効果葉の光合成能力が高まり、多くの栄養を作り出せる肥料分を吸収・消化するための根と葉(特に上位3葉)を最後まで生かしておける豊富な栄養をモミに送り込めれば、充実した食味の良いお米に仕上がります。また、しっかりと栄養を作り出すことで「高温障害による乳白米の発生」を防ぐことができます。 実肥の検討条件 長期予報によれば、今年(2021年)も猛暑になりそうです。高温時にはいつも以上に稲は体力を消耗していきます。上位4葉が生きている病気がない天気が良い以上のような条件がそろった時には積極的に「実肥」を施してモミの登熟を高めましょう。※実肥を控えたほうが良い場合チッソ過多で葉色が濃く、ビラついている常に日陰になっている場所極端な日照不足の時以上のような場所では効果が発揮できなかったり逆効果になったりする場合があります。 百津屋おすすめの実肥 セルホス セルホスセルホスに多く含まれるリン酸・苦土の相乗効果によって、チッソの消化能力を高めるとともに、根の活力を引き出します。1反当り20㎏を施肥してください。 綜合ミネラル宝素 綜合ミネラル宝素<粒>多種のミネラルと60%も含むケイ酸によって稲体が丈夫になり、受光体制の良い立葉型になります。稲の栄養失調時に発生する「ゴマ葉枯れ病」にも効果を発揮します。また、収穫後のコメの食味が時間がたっても落ちづらくなります。1反当り20㎏を施肥してください。 百津屋商店 代表:和田 一男 新潟県で40年。 教科書に載っていないようなコツでサポートいたします! お気軽にお問い合わせください!! カンタンお問い合わせ この記事を見た人がよく見る記事 「じゃがりこ」の芽吹きと生長 「じゃがりこ」を育てる 【稲作】お米のコンクール 令和4年の稲作を振り返る 【稲作】[2022] コシヒカリの穂肥 【稲作】こしいぶきの圃場を見てきました キーワードから記事を探す インゲン(1) エダマメ(7) オクラ(1) カスタム(2) カブ(3) かぼちゃ(2) キュウリ(7) コーボしき島9号(22) こしいぶき(1) ご挨拶(2) サイトメニュー(3) サツマイモ(1) サトイモ(1) じゃがいも(12) ショウガ(1) セルホス(16) そうか病(1) ダイコン(11) タキアーゼS(13) タマネギ(14) トマト(8) ナス(8) ニンジン(6) ハクサイ(3) パプリカ(1) ピーマン(1) ヒューライム(18) プロボカシ(2) マグホス(13) ラッカセイ(4) 俳句(3) 元肥(8) 商品案内(18) 施肥設計(6) 田んぼの作り方(34) 田んぼの雑草(5) 畑の作り方(46) 石灰(2) 種まき(1) 種籾(3) 稲の障害(10) 稲作(27) 穂肥(4) 米(13) 綜合ミネラル宝素(33) 肥料の種類(9) 育苗(6) 豆知識(46) 農業用語(16) 追肥(7) 連作障害対策(5) 野菜の障害(10) 長ネギ(6) Twitter シェア -トピック, 米作りの関連記事 -セルホス, 商品案内, 田んぼの作り方, 稲の障害, 米, 綜合ミネラル宝素, 肥料の種類, 豆知識, 農業用語