新潟県はなかなか梅雨が明けませんね。それどころか7月末は「大雨洪水・土砂災害警報」なんてものが雨が降るたびにニュースで流れていました。
実際、増水した川や用水がところどころ氾濫していました。
チッソを含まない穂肥・実肥の紹介
長雨によって作物には空気中のチッソのみが天然供給されます。
稲では葉色がさめにくくなっており、コーティング(一発)肥料を使っている田んぼではその傾向が強く出ています。コシヒカリのような耐倒伏性が弱い品種では穂肥のタイミングや量に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
そんな時には”リン酸”、”ケイ酸”、”カリ”などを補給して栄養バランスを整えてあげることが大切です。
今回は窒素を含まず、穂肥~実肥におすすめの3肥料を紹介します。
葉色が濃い稲には
まだまだ体内チッソが多く、葉色が濃い稲には「マグホス」がおすすめです。
マグホスに含有している”リン酸”の働きでチッソの代謝を促進させます。
葉色が標準~薄い稲には
葉色は濃くはない、もしくはやや薄い。でもチッソを入れるのは危なそう。といった稲には「セルホス」がおすすめです。
「マグホス」と同様な”リン酸”のほかに”カリ”を2%ほど含んでいるため、地力チッソを引き出して、稲刈りまで稲体をもたせてくれます。
食味を向上させたい稲には
生育は問題なく、食味を向上させたい稲には「綜合ミネラル宝素」がおすすめです。
ミネラル宝素が豊富に含む”ケイ酸”が稲体を強化、葉を立たせ光合成能力を高めます。
その他に多種多様な微量要素が登熟を促進し、食味を向上させます。
今年は「カメムシ」に注意です!
令和2年度の病害虫発生予察情報によりますと、「水田周辺の斑点米カメムシ類の発生量が平年に比べ多くなっている」とのことです。
カメムシが籾からデンプンを吸うとそこに褐色のあとが残って”斑点米”となってしまいます。
斑点米は米の等級を落とし経済的な損失をきたす大きな原因となります。
今年も夏場は高温となる予報が出ていますので、カメムシの増殖、活動が活発になる見込みです。
カメムシは畦畔など水田周辺の草むらにひそみ、出穂すると水田に侵入してきます。(中には飛んでくるものもあります)
草刈りを行うことで発生量を抑制することができますが、遅くなってしまうと水田への侵入を助長してしまう恐れがあるので、できるだけ早い段階で草刈りを行いましょう。
しかし草刈りだけではカメムシの脅威から稲を守り抜くことは難しいです。
薬剤による適期防除を行い、斑点米ゼロの綺麗なお米を収穫しましょう。
百津屋商店 代表:和田 一男
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