2024年(令和6年)も早い段階から暑い日が続いています。
それに伴って害虫も大発生しているとの情報が出ています。
新芽や葉っぱ、果実を食い荒らされる前にしっかり防除を心がけましょう。
害虫防除の方法は
①手作業による捕獲
②薬剤散布による防除
の2パターンがあります。
それぞれに良いこと、大変なことがありますのでご自分に合った方法を選択してください。
①手作業による害虫捕獲
野菜作りをされている方々の中には出来るだけ農薬は使いたくないという方は一定数いらっしゃいます。
そういった方は害虫を発見次第、手作業で捕獲していきます。
薬剤や散布道具は必要としないので、それにかかるコストを削減できます。
ただし目視による作業の為、見落としの可能性があり、面積が広い場合は非常に大変な作業となります。
農薬を使わないという目的のため、いつ発生するかわからない害虫をこまめに観察する必要があります。
また、害虫の中には非常に小さく、発見・捕獲が困難なものもいます。
安心して食べられる野菜作りを目指す半面、害虫による食害を完全に防ぐことは難しいというリスクがありますね。
②薬剤散布による害虫防除
多くの方は薬剤散布による害虫防除を行います。
正しく使うことで非常に効率的に、ものによっては長期にわたって被害を防いでくれます。
ただし、害虫に合わせた薬剤を用意する必要があります。
害虫は科目ごとにいくつかのグループに分けられます。
作物によって様々なグループの害虫が付きます。
Aグループの害虫に効く薬剤をBグループの害虫に散布しても効き目は有りません。
また、薬剤には対象となる作物が決まっているので、防除したい作物、害虫に使えるかを購入前に確認しましょう。
代表的な害虫グループ
- チョウ目: アオムシ、ハスモンヨトウ、オオタバコガ、シンクイムシなど
- コウチュウ目: ハムシ、カミキリムシ、コガネムシなど
- マイマイ目: ナメクジ、カタツムリなど
- ハエ目: ハモグリバエなど
- アザミウマ目: アザミウマ
- カメムシ目: アブラムシ、コナジラミ、カメムシ、グンバイムシなど
- ダニ目: ハダニなど
有効薬剤をいくつか紹介(同一グループ内のすべての害虫に効くものとは限りません)
トレボン乳剤
適用: アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、ハムシ、ハスモンヨトウ、アオムシなど
特徴: 登録作物や適用害虫が多い。接触した害虫にすぐに効く
アファーム乳剤
適用: アオムシ、ハスモンヨトウ、オオタバコガ、アザミウマ類、ハダニ類など
特徴: チョウ目害虫に特に強く、登録作物も幅広い。素早い効き目で、葉裏まで成分がいきわたる
スラゴ
適用: ナメクジ、カタツムリ
特徴: 防除しづらいナメクジ、カタツムリの専用剤
上記の薬剤はAmazonでも購入できるようです。ご参考にされてください。
トレボン乳剤
アファーム乳剤
スラゴ