7月も半ばに入ってきました。早生品種ではすでに穂肥を施肥されているかと思います。
コシヒカリはこれからが穂肥の時期となります。
穂肥診断

穂肥 ・ 実肥は収量を左右します。
穂肥診断をして時期・回数・量を決定してしっかり実施するようにしましょう。
主なチェックポイントとしては、
- 草丈
- 葉色
- 幼穂の長さ
- 第4・3節の長さ、硬さ
以上のような項目をチェックしてもらえば判断しやすいと思います。
各項目に軽く触れていきます。
草丈
穂肥のタイミングが早すぎるとそれだけ草丈が伸びてしまいます。
草丈が長すぎるとその分だけ株元にかかる負担が大きくなり倒伏の危険性が高まってきます。
ならば短いほど良いのかと言えばそうとも言い切れません。大きな穂を作るためには大きな体が必要となります。
特に1回目の穂肥は穂の大きさに関わってきます。
穂肥は草丈75㎝以内くらいを目安に判断します。
葉色
葉色は体内にチッソがどれくらい残っているのかを知る材料です。
葉色が濃い場合は、まだチッソが十分に残っている状態なのでチッソの入った穂肥を与えるのは危険となります。
葉先と比べて株元の色が極端に薄い場合は、肥切れ状態になっているサインです。
百津屋では葉色の診断を目で行っているため、SPADのような数値で表記できないのですが、全体が「若竹色」のようになっているのが理想的な状態となります。
幼穂の長さ
茎をカッターで割るか、手で丁寧に剝いて幼穂の長さを確認します。この作業の途中で”止葉”の位置も確認できます。
幼穂の長さが1㎜で出穂25日前、1㎝で18日前、10㎝で10日前という目安になります。
分けつ(子茎)の方が幼穂が進みやすいので、親茎を抜き取るようにしましょう。
第4・3節の長さ、硬さ
診断する時期に幼穂の下にある台座のような茎が第4・3節です。
幼穂の生育が進むにつれて5,4,3,2,1と節が出来ていくのですが、特に第4と第3節の長さが倒伏に影響してきます。
穂肥によって節間が伸びるので、施肥のタイミングを判断します。
指でつまんでガチガチに硬くなっている節は伸長が終わっているサインです。
今年の稲の生育は早めに進んでいます。茎数もかなりとれている傾向のようです。
穂肥のタイミングと量を見極めるために圃場ごとに稲の出来を確認しましょう。
おすすめ商品
![]() |
しき島肥料シリーズ |
有機質を含み、食味向上を目指す 天候に左右されず効果を発揮 |
![]() |
マグホス |
固定されないリン酸で稲体を強化 チッソの消化を促進 |
| 綜合ミネラル宝素 |
豊富な各種ミネラル 実肥施用で食味向上 |
|
![]() |
セルホス |
リン酸・苦土で登熟促進 実肥施用で食味向上 |
百津屋商店 代表:和田 一男
教科書に載っていないようなコツでサポートいたします!
お気軽にお問い合わせください!!
![[2020-07-09] (16)](http://momozuya.com/config/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-09-16-e1625621906412-300x225.jpg)
![[2020-07-09] (14)](http://momozuya.com/config/wp-content/uploads/2020/07/2020-07-09-14-300x225.jpg)





