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【稲作】6月の田んぼ ~「溝切り」や「調節肥」~

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田植え後、常に水が入っていた田んぼでは”根腐れ”が起こり、十分な根を伸ばすことができませんでした。原因は”酸欠””ワキ(有害ガス)”です。

株を抜いて比較してみるとよくわかります。新しく出た根は白く、障害を受けた根は黒っぽくなっています。

014

6月に入り生育が停滞気味だった稲も分けつが旺盛になってきました。

分けつ・開帳 (1)

6月10日頃を目安に「溝切り」をするように指導しているのですが、その準備のために落水して軽く干したことも、生育を促進した要因です。

稲は生育の段階ごとに根の伸びる角度が違ってきます。この時期に”深く張る根(直下根)”をしっかりと伸ばしておくことが高温・低温といった”異常気象”や”倒伏”への有効な対策となります。

そのためには計画的な「溝切り」「調節肥」が必要となるのです。

「溝切り」とは

溝切り01

溝切りとは、田んぼに一定の間隔で溝を作っていく作業です。

その効果として、

  • 排水性が高まる
  • 水を入れる時は溝を伝ってすばやく水が行きわたる
  • 溝に水をためれば乾きすぎるのを防ぐことができる
  • 土中にたまった有害なガスが抜ける
  • 新鮮な酸素を供給できる

といったことが挙げられます。

【ポイント】
溝を切って、縦と横が重なる、いわゆる”交差点”になるところでは土が盛り上がって溝を塞いでしまいやすいので、後で手でならすなどしてちゃんと水が通るようにしましょう。

溝切り02

溝は切る数が多いほど効果が高く、水を入れるのも落とすのも非常に効率よくできるようになります。

「調節肥」とは

調節肥とは、出穂の45日前頃に施肥して、生育転換期以降の”秋勝り増収型稲姿”をつくる大切な肥料です。

足りていないものを与え、余分にあるものを消化させてあげることで健全な稲姿に調節します。

『マグホス』カスタム』綜合ミネラル宝素』が代表例の商品です。

【ポイント】
調節肥は稲の出来具合によって種類や施肥量を選ばなくてはなりません。
(過去記事で選び方を紹介していますので、興味がある方はそちらもご覧ください。)

施肥するときには5㎝程度の水を張るか、土が湿っている状態で散布しましょう。

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