田植え後、常に水が入っていた田んぼでは”根腐れ”が起こり、十分な根を伸ばすことができませんでした。原因は”酸欠”と”ワキ(有害ガス)”です。
株を抜いて比較してみるとよくわかります。新しく出た根は白く、障害を受けた根は黒っぽくなっています。
6月に入り生育が停滞気味だった稲も分けつが旺盛になってきました。
6月10日頃を目安に「溝切り」をするように指導しているのですが、その準備のために落水して軽く干したことも、生育を促進した要因です。
稲は生育の段階ごとに根の伸びる角度が違ってきます。この時期に”深く張る根(直下根)”をしっかりと伸ばしておくことが高温・低温といった”異常気象”や”倒伏”への有効な対策となります。
そのためには計画的な「溝切り」「調節肥」が必要となるのです。
百津屋商店 代表:和田 一男
新潟県で50年。
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