6月も後半に入っています。稲の体内では「生育転換」によって”穂づくり”に入る時期です。
茎数はとれていますか?葉は立っていますか?
ところで、条間やあぜ際などに写真(↓)のようなものが生えていることがありますよね?
「これって、稲なの?ヒエなの?」と悩むことがありませんか?
稲ならばそのままでも問題ありませんが、ヒエの場合は増えては困るので除草剤の検討が必要になってきます。
今回は稲とヒエの見分け方について紹介します。
地上部2ヶ所の違いでヒエを見分ける
稲とヒエでは比較的見分けやすい違いが地上部に2ヶ所あります。抜き取らずに確認できるので便利だと思います。
チェック その① 「耳」で見分ける
稲には節の部分(葉鞘と葉身の境目)に「葉耳」という”毛”が生えています。
ヒエには(基本的に)生えていません。ものによっては紛らわしいものが生えていることがあります。
チェック その② 「舌」で見分ける
その①でも書いたとおり、ヒエにも紛らわしい毛が生えていることがあります。そこでもう一つの判断材料になるのが「葉舌」です。
稲には「葉耳」があるところに「葉舌」と呼ばれる”三角形の突起”がついています。
節を少し広げてあげると見やすいと思います。
稲とヒエの判断に困った時は以上の2点をチェックしてもらえるとわかりやすいと思います。
ヒエに限らず、雑草がはびこる前に発見して適切な対処をしていきましょう。
ヒエに良く効く除草剤
ヒエ専用・・・トドメMF(粒剤、乳剤)
他の草にも効く・・・グランクロス(粒剤、ジャンボ)
			百津屋商店 代表:和田 一男
教科書に載っていないようなコツでサポートいたします!
お気軽にお問い合わせください!!



