先日、39県でコロナウイルスによって発動していた緊急事態宣言が解除されました。
営業を自粛していたお店や学校活動なども徐々に再開されているようですが、まだまだ通常の生活にもどるのは先になりそうですね。どうしても家で過ごす時間が多くなり、ストレスも溜まりやすくなっています。
そこで提案したいのが「ガーデニング(家庭菜園)」です。
人の集まる場所に行く必要もなく、花や野菜といった作物と向き合う。子供さんとも一緒に楽しめる”おうち時間”を試してみませんか?
スペースに合わせて始めてみよう
ガーデニングを始めるのに広い農地も専用の機械も必要ありません。庭やベランダなど、空いているスペースに合わせて始めてみましょう。

敢えて言うなら”日当たりのよい”場所を選んでもらった方が多くの植物は喜びます(半日陰を好むものもあるので要確認)。芽が光の方に向いていくのを観察するのも面白いです。
豆苗などはそれほど強い光を必要とせず、水に浸けておくだけで生長しますが、これもガーデニングの一種と言えるでしょう。(手がかからなすぎて物足りないかもしれませんが。。)
最低限で用意するのは培養土だけです。置き場所に合わせた大きさの入れ物を用意して、その容量に応じた培養土を選びます。植える作物が決まっていれば、”〇〇専用”といった培養土もあります。背が高くなる作物を育てる時は支柱も用意しましょう。

裏ワザとして培養土の袋をそのまま利用するという方法もあります。袋には下の方に水が抜けるための穴をあけておきます。

肥料はあらかじめ培養土に入っている分がありますが、途中で追肥が必要になってくると思います。その時には追肥用の肥料を用意してください。適期に追肥をやることで作物は弱ることなく元気に育ってくれます。
始めやすい野菜の紹介
【難易度 1】 初心者向けの育てやすい品種
- 小松菜
- バジル
- 水菜
- 葉ネギ
- リーフレタス
などの葉菜は”水やりだけ”でも育つのでおすすめです。
【難易度 2】
- カブ
- ゴーヤ
- ミニトマト
- エダマメ
- ダイコン
などは”間引き”をするくらいの、少し手を掛けるだけで作れます。
【難易度 3】
- ナス
- トマト
- キュウリ
などの実がなる野菜(果菜)は”整枝”や”脇芽の処理”など、もう少し手間がかかる管理が必要ですが、それほど難しくはありません。
種と苗 どう選ぶ?
品種によって「種」しかないものと「苗」もあるものが売っています。
失敗が少ないのは「苗」のほうです。さらに『接木』の苗は丈夫にできているので失敗のリスクが低くなります。
「種」は『発芽率』が記載されていれば、数値の高いものを選ぶようにしましょう。
水管理の注意点
植えた後の共通の作業は「水管理」です。それなら子どもさんでも簡単にお手伝いできますよね。

ただ1つ注意してほしいのは、「必ずしも毎日水やりをするものではない」ということです。
よくある失敗事例に”水のやりすぎ”があります。植物が土の過湿によって”根腐れ”して枯れてしまうのです。
水やりの量や頻度は作物によって変わりますが、「土の乾き具合」を確認しながら判断してもらえば失敗は少なくなると思います。
自分で育てたものは格別の味
野菜の場合、育てるだけでなく、調理して食べる楽しみもあります。

自分で育てた野菜は安心・安全に食べることができます。その味も、買ってきたものとは全然違うはずです。
そういった経験をすると、「もっと大きく、もっと美味しくするにはどうしたらいいか?」というふうに意欲が出てきます。凝りだすと水やり以外の手間をかける作業が見つかってきます。”肥料の効果の違い”も分かってきます。百津屋ではそういった方々に喜んでもらえる肥料を数多く取り揃えております。
ココロもお腹も満たしてくれるガーデニングを始めてみませんか?