実肥とは
実肥は、作物の生育期に施される肥料のことを指します。
字面通り"実をつけるための肥料"です。
新潟県下越地域では「みのりごえ」と読んでいます。
生育の中盤から後半にかけて施され、作物の成長を促進し、収穫量を増加させる目的で使用されます。
土壌中の栄養素だけでは届かない、最終段階の開花・結実期における最後の追い風のような存在です。
稲作と畑作における実肥は、肥料の種類、施肥時期、施肥方法、効果などに違いがあります。
それぞれの作物の特性や栽培条件に合わせて、適切な実肥を活用することが重要です。
稲作における実肥
- 目的: 籾の登熟促進と品質向上
- 効果: 穂の成長促進、収穫量の増加
- おすすめの肥料: リン酸を多く含む肥料
畑作における実肥
- 目的: 果実や根菜の成長と品質向上
- 効果: 作物全体の均等な成長と品質の向上
- おすすめの肥料: 窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含む肥料
※畑作の作物によって異なります
施肥のタイミング、肥料の種類、および栽培方法に応じて実肥を施肥しましょう。
適切な実肥の管理を行うことが、それぞれの作物の生育と収穫量の最大化に繋がります。
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